大念寺(だいねんじ)(奈良県桜井市大福738)
大念寺地蔵石仏(鎌倉時代末期 元弘三年 1333年、凝灰岩、高さ 150Cm 像高 91Cm)
二重蓮座の上に坐し 右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。膝の出が35Cmもある厚肉彫り。お顔が傷み胡粉で白く塗られている |
光背に粟粒の様な小地蔵がたくさん彫られているので「あわ子地蔵」と呼ばれていた
光背裏面に「元弘三年(1333)癸酉十月廿四日大願主妙覚」の刻銘がある
光背面には六地蔵、頂部に定印の阿弥陀坐像を刻んでいる。木彫仏に近く、技術的にも優れ 伊派の石大工の作品と考えられている |
大 念 寺
地蔵石仏は、門前の向かって左側、地蔵堂に祀られている
*近鉄大阪線「大福駅」下車、北方向へ 徒歩約10分
(撮影:平成20年11月4日)