夕日観音に隣接する反対側(山側)の岩に通称「滝坂地蔵」が彫られている
滝坂(たきざか)地蔵磨崖仏(滝坂地蔵)(鎌倉時代後期、花崗岩、像高 152Cm)
春日山中で、最も美しいといわれている地蔵磨崖仏 | 地蔵磨崖仏から、離れた下方向に「三体地蔵」が見える |
高い崖面に、二重円光背を彫りくぼめ、右手に長い錫杖、左手に大きな宝珠を持つ地蔵菩薩を厚肉彫りする。地蔵は、垢ぬけた美しい姿を見せている。
滝坂(たきざか)地蔵磨崖仏
岩壁に彫られた地蔵菩薩が旅人の平安を見守る
夕日観音と滝坂地蔵の中間にある。気軽に近づけるせいか傷みが激しい
三体地蔵 (南北朝時代、花崗岩、像高 91Cm)
三体とも錫杖と宝珠を持つ通常の地蔵菩薩形で蓮華座上に立っている。岩肌が縞模様になっている
滝 坂 道
柳生街道が春日山南麓を通るあたりが滝坂で、渓流沿いに石畳の道が続く
*JR奈良・近鉄奈良駅から市内循環バスで「破石町」下車、柳生街道へ、滝坂地蔵・三体地蔵は徒歩約3Km。
(撮影:平成19年1月20日)