鳴川(なるかわ)地蔵石仏(ゆるぎ地蔵)(奈良県生駒郡平群町鳴川)
鳴川地蔵石仏(ゆるぎ地蔵)(町指定文化財、 弘安四年 1281年銘、花崗岩、高さ 230Cm)
鳴川地蔵石仏(町指定文化財)は、通称「ゆるぎ地蔵」とよばれ、祈ればた病気がゆるぐという信仰からつけられた |
地蔵の向かって左側面に「弘安二二年(1281)辛巳五月日、願主快尊」の刻銘がある
弘安二二年は弘安四年(1281)のことで、四は四(死)につながるため、四(死)を嫌った変体文字二二で表す
鳴川十三仏板碑(室町時代 天文二十年 1551年銘、花崗岩、高さ 151Cm 幅 50Cm) |
舟形の上部に天蓋を刻み、下に十三仏を半肉彫りする。「六斎人数十五人 逆修 天文二十年(1551)辛亥十月吉日講中敬白」の刻銘がある
五輪塔(町指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ150Cm)、地輪の下に大和様式の複弁反花座を設ける |
覆屋の中に、ゆるぎ地蔵と十三仏板碑。五輪塔は、覆屋の裏側に立っている
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*近鉄生駒線「元山上口駅」下車、徒歩約50分
(撮影:平成19年3月21日)