金勝寺の磨崖仏と石塔

 金勝寺(きんしょうじ)(奈良県生駒群平群町椣原53)

  金勝寺は、行基が天平十八年(746)に聖武天皇の勅をうけ開基した古刹

金勝寺磨崖仏 (町指定文化財、鎌倉時代後期~江戸時代前期)

本堂より奥の岩壁に14体の磨崖仏(室町時代中期)が刻まれている

上部に刻まれた阿弥陀磨崖仏(高さ 45Cm) 上部中央の宝篋印塔(室町時代、高さ 約90Cm)

金勝寺磨崖仏下部

地蔵磨崖仏 地蔵磨崖仏(室町時代中期 康正二年 1456年の銘)

金勝寺五輪塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 180Cm)

本堂西側に立ち、四面無地で形のいい鎌倉後期の五輪塔 地蔵磨崖仏(天正十四年 1586年の銘)

金勝寺十三重石塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 300Cm)

十三重塔 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) 十三重塔 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)

 椣原(しではら)墓地十三重石塔                        石仏と石塔-目次!

金勝寺本堂

本堂には、藤原時代の薬師三尊を祀る

 石  仏-紀年順-目次

* 近鉄生駒線「元山上口」下車、北東方向へ徒歩7分。

(撮影:19年3月21日、平成21年10月27日)