竹林寺(ちくりんじ)(奈良県生駒市有里211-1)
行基(668〜749)の開基と伝えられ、行基の墓(史跡)が境内にある古刹。古墳時代前期の前方後円墳もある
竹林寺(ちくりんじ)五輪塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 137Cm)
五輪塔の、空・風輪は欠損している
行基墓(国史跡) | ||
五輪塔 | 竹林寺古墳(古墳時代前期、前方後円墳、全長 45m 高さ8m) |
竹林寺は、奈良時代に行基が生馬仙房(いこませんぼう)をかまえた故地とみられている。その後、円照・良遍・忍性・凝然らが集い堂塔が整った
五輪塔、忍性墓(にんしょうぼ)
忍性(鎌倉時代 1217〜1303)は、鎌倉極楽寺で没した後、遺言により竹林寺、極楽寺、額安寺(大和郡山市)に文骨された
忍性の遺骨が出土した石塔跡に、新しく建てられた五輪塔
行基 顕彰碑 | 行基墓にある地蔵菩薩石仏 |
竹林寺の寺名は、文殊の霊場、中国の五大山大聖竹林寺にちなむ
興融寺(こうゆうじ)(奈良県生駒市萩原町)
融通念仏宗の寺院、本尊は阿弥陀如来立像。奈良県下、在銘で最古の五輪塔が境内に立つ
興融寺(こうゆうじ)五輪塔(鎌倉時代中期 文永十年 1273年銘、花崗岩、高さ 161Cm)
地輪に刻まれた文永十年(1273)の銘は奈良県下最古の五輪塔銘 | 背の高い火輪は、軒の反りがゆるく、背面は破損している |
水輪には金剛界四仏の種子が刻まれている
鏨(たがね)の痕が残る粗造りながら雰囲気のある美しい五輪塔だ
十三仏石碑 (室町時代後期 天文十八年 1549年、花崗岩、高さ 148Cm)
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*竹林寺には、近鉄「一分駅」下車、南西へ約1.2Km
(撮影:平成19年3月21日、平成20年8月5日)