大福寺(だいふくじ)(奈良県生駒市大門町267)
大福寺(だいふくじ)十三仏板碑(室町時代末期 元亀四年 1573年、花崗岩、高さ 104Cm)
十三仏板碑の上部は欠損する。虚空蔵菩薩を最上段に、以下三列四段に十二仏を半肉彫りする。下面に刻銘がある。 |
十三仏板碑 下面
刻銘:「元亀四年(1573) 癸酉、念仏百万遍□□、□□一結衆卅四人、為逆修各 敬白、三月十五日」
大福寺(だいふくじ)六字名号板碑 (室町時代後期 天文十三年 1544年、花崗岩、高さ 127Cm 幅 34Cm) |
頂部山形内、上方中央の月輪内に阿弥陀の種子「キリーク」、下に観音の種子「サ」、勢至の種子「サク」を刻み阿弥陀三尊とする。
身部枠内には、大きく「南無阿弥陀仏」の六字名号、左右の束に「天文十三年(1544)、八月十五日」の紀年銘を刻む。・・・・・
大福寺(だいふくじ)六字名号板碑(安土桃山時代 慶長十一年 1606年、花崗岩、高さ136Cm) |
身部枠内、上方の月輪内に阿弥陀の種子「キリーク」、下に観音の種子「サ」、勢至の種子「サク」を刻み阿弥陀三尊とする。
身部下方の蓮華座上に大きく「南無阿弥陀仏」の六字名号、左右の束に「慶長十一年(1606)、丙午二月十五日」の紀年銘を刻む。・・
大福寺(だいふくじ) 板碑群
板碑は三基とも、阿弥陀の縁日である15日に造立されている
大 福 寺
生駒谷から見る生駒山(テレビの送信アンテナが間近に見える)
*近鉄 生駒線「南生駒駅」下車、西方向へ 約1.8Km。
(撮影:平成19年3月21日)