藤尾(ふじお)峠・暗(くらがり)峠の石仏

 藤尾峠(ふじおとうげ)阿弥陀石仏(奈良県生駒市藤尾町)

藤尾峠(ふじおとうげ)阿弥陀石仏(鎌倉時代中期 文永七年 1270年、花崗岩、高さ 138Cm)

上部は、欠損している。像高107Cmの来迎相阿弥陀石仏を薄肉彫りし、納衣、衣文などを線刻している

像の向かって右側に「文永七年(1270)广午六月、為西仏過去也日」左側に「南無阿弥陀仏」の刻銘がある

藤尾峠 阿弥陀石仏を祀る小堂

  西畑の石造物(生駒市西畑)

地蔵石仏と六字名号板碑

南生駒駅から暗峠への道を進み、西畑の集落に入る道路の右側にある。役行者像は右側上にある

地蔵石仏(室町時代後期、花崗岩、高さ 129Cm、幅 67Cm) 六字名号板碑(室町時代末期、花崗岩、高さ 170Cm)

役行者像(江戸時代後期 文化五年 1808年、花崗岩、高さ 150Cm)

花崗岩の自然石を利用し、表面に彫りこみを作り、像高49Cmの役行者像と前鬼、後鬼を刻む。「文化五年十一月日 当村前田利八」の刻銘

  暗峠(くらがりとうげ)の地蔵石仏(生駒市西畑町)

峠の地蔵(鎌倉時代中期 文永年間 1264〜1274年、花崗岩、高さ 162Cm)

暗峠の地蔵。首の辺りで折損するが、大柄な面相で古風な趣がある 暗峠(くらがりとうげ)の石標

 宝山寺(ほうざんじ)十三重石塔                         石仏と石塔-目次!

暗峠(くらがりとうげ)

奈良県西畑町と東大阪市東豊浦町との境にある峠(標高455m)で、石畳の道は国道308号線だが、昼間も暗い山越えの道

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*藤尾峠阿弥陀石仏は、近鉄生駒線「南生駒駅」下車、暗峠への道を西へ2Km

(撮影:平成20年8月5日)