大念寺 十三仏板碑

 大念寺(だいねんじ)十三仏板碑(奈良県天理市苣原)

大念寺十三仏板碑(室町時代後期 天文二十四年 1555年、花崗岩、高さ 198Cm、上幅 52Cm、下幅 47Cm)

最上部は、天蓋を設けた虚空蔵菩薩、下に四段三列に仏像を半肉彫りで配している。大和の十三仏碑の中で一番大きく秀作として知られている

最上部、天蓋を設けた虚空蔵菩薩

虚空蔵の下一段目、向かって左:大日如来 一段目、中央:阿閦如来 一段目、右:阿弥陀如来

一段目の仏像

二段目、向かって左:勢至菩薩 二段目、中央:観音菩薩 二段目、右:薬師如来

二段目の仏像

三段目、向かって左:弥勒菩薩 三段目、中央:地蔵菩薩 三段目、右:普賢菩薩

三段目の仏像

四段目、向かって左:文殊菩薩 四段目、中央:釈迦如来 四段目、右:不動明王

四段目の仏像

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十三仏板碑の刻銘

天文廿二二(四)年乙卯、琳祐 衛門、道西 弥六、妙西 源六 道善、妙光 助九郎 三郎二郎、道□ 助五郎、三祢 又三郎、 二月十五日」 の刻銘が入る

 板碑(いたび)

*近鉄「天理駅」下車、奈良交通バス「苣原(ちさはら)行き」バス乗車、終点「苣原」下車 徒歩1分。バスの本数が少ない(一日数本)ため注意。

(撮影:平成19年6月16日)