弥勒寺(みろくじ)金剛界大日種子石塔婆

 弥勒寺(みろくじ)(宮城県登米市中田町上沼字弥勒寺 寺山63)

   金剛界大日種子「バン」を主尊とする石塔婆で、法華経 方便品に出る偈(げ)と南北朝時代前期 文和三年(1354)の紀年銘を刻む。

弥勒寺(みろくじ)金剛界大日種子石塔婆 (南北朝時代前期 文和三年 1354年、粘板岩)

石塔婆、下方の刻銘

向って右から四行で「法華経 方便品に出る偈(げ)」、最終行に「文和三年(1354)二月十五日、逆修禅尼、頼阿敬白」と刻む。

偈(げ):「十方佛土中(じっぽうぶつどちゅう)、唯有一乗法(ゆいういちじょうほう)、無二亦無三(むにやくむさん)、 除佛方便説(じょぶつほうべんせつ)

[ 十方の仏土の中には、ただ一乗の法のみあり、二もなく三もなし。仏の方便の説を除く ]

刻銘:「文和三年二月十五日、逆修禅尼、頼阿敬白」 刻銘(部分):「十五日、逆修禅尼、頼阿敬白」

弥勒寺 貞治七年卯月八日銘石塔婆

 弥勒寺(みろくじ)(宮城県登米市中田町上沼字弥勒寺 寺山63)

   上部を欠損、下方中央に南北朝時代中期 貞治七年(1368)の紀年銘がある。同年同月日銘の石塔婆がもう一基あり、双式と思われる。

弥勒寺(みろくじ)貞治七年卯月八日銘石塔婆(中央) (南北朝時代中期 貞治七年 1368年、粘板岩)

石塔婆、刻銘部 銘:「貞治七年(1368)、戊辰、卯月八日、施主、敬白

尚、貞治七年(1368)は二月十七日迄で、四月八日は改元され応安元年(1368)になる。

弥勒寺 貞治七年四月八日銘石塔婆

 弥勒寺(みろくじ)(宮城県登米市中田町上沼字弥勒寺 寺山63)

   上部と 向って左上半を欠損、下方中央に南北朝時代中期 貞治七年(1368)の紀年銘がある。同年同月日銘の石塔婆がもう一基あり、双式と思われる。

弥勒寺(みろくじ)貞治七年四月八日銘石塔婆(中央) (南北朝時代中期 貞治七年 1368年、粘板岩)

石塔婆、刻銘部 「貞治七秊(1368)、戊辰、四月八日、施主、敬白

尚、貞治七年(1368)は二月十七日迄で、四月八日は改元され応安元年(1368)になる。

後列、左右の双式石塔婆

南北朝時代中期 貞治七年(1368)四月八日の紀年銘がある。向って右は男性、左は女性碑。

弥勒寺(みろくじ)石塔婆群 (鎌倉時代後期~室町時代)

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弥勒寺(みろくじ)館跡

 板碑(いたび)

*登米市民バス 東和線に乗車、「堀米バス停」下車、北方向へ 約1.6Km。少し遠いが、JR気仙沼線 柳津(やないず)駅で、レンタサイクルを利用できる。

(撮影:平成26年 4月11日)