本源寺(ほんげんじ)応永十八年銘 題目石塔婆

 本源寺(ほんげんじ)(宮城県登米市中田町宝江新井田字上待井88)

   かなり風化・摩耗が進んでいる題目石塔婆で、室町時代 前期 応永十八年(1411)の紀年銘がある。

    本源寺(ほんげんじ)応永十八年銘 題目石塔婆 (室町時代前期 応永十八年 1411年、粘板岩)    
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石塔婆群、前列の向って右端。身部は、中央上方に「南無妙法蓮華経」(写真:左)の題目、下方に願文と紀年銘を刻む。

石塔婆 下部

願文と紀年銘が刻まれている。向って左側上方に「滅罪生善」(罪を滅し、善を生じせしめる。)の文字が見える。

また、下方中央部に「應永十八年(1411)の紀年銘がある。

刻銘:「滅罪生善」 刻銘:「應永十八年(1411)

本源寺(ほんげんじ)宝永二年銘 題目石塔婆

 本源寺(ほんげんじ)(宮城県登米市中田町宝江新井田字上待井88)

   江戸時代中期 宝永二年(1705)の紀年銘がある題目石塔婆。

    本源寺(ほんげんじ)宝永二年銘 題目石塔婆 (江戸時代中期 宝永二年 1705年、粘板岩)    

板碑群、覆屋外の石塔婆、身部上方中央に「南無妙法蓮華経」の七字題目、下方左右に「宝永二年(1705)、六月三口」の紀年銘がある。

刻銘:「六月三口」 刻銘:「宝永二年(1705)

本源寺(ほんげんじ)元文二年銘 題目石塔婆

 本源寺(ほんげんじ)(宮城県登米市中田町宝江新井田字上待井88)

   法華経 方便品に出る偈(げ)を刻む題目石塔婆で、江戸時代 中期 元文二年(1737)の紀年銘がある。

    本源寺(ほんげんじ)元文二年銘 題目石塔婆 (江戸時代中期 元文二年 1737年、粘板岩)    
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石塔婆、上方 石塔婆、下方

覆屋内、後列左端に立つ。上方中央に七字題目、その左右に「法華経方便品に出る偈(げ)」、下方中央に「奉唱一千部」その左右に

「元文二、丁卯、(1737)」、「十一月七日」の紀年銘がある。

法華経 方便品に出る偈(げ):「若有聞法者(にゃくうもんぼうしゃ)、無一不成佛(むいちふじょうぶつ)

[ 若し法を聞くことあらん者は、ひとりとして成仏せずということはない。 ]

本源寺(ほんげんじ)石塔婆群

 本源寺(ほんげんじ)延享四年銘 題目石塔婆                 石仏と石塔-目次!

本源寺(ほんげんじ)本堂

 板碑(いたび)

*JR気仙沼線 柳津(やないず)駅前から登米市民バス 津山線に乗車、「新井田バス停」下車、南方向へ 約4分。

(撮影:平成26年 4月11日)