東光寺(とうこうじ)山上 一尊種子石塔婆(仙台市史 No:B1-72)

 東光寺(とうこうじ)(宮城県仙台市宮城野区岩切字入山22)

   江戸時代 松平定信が編纂した「集古十種」に「信田小太郎碑」として掲載された石塔婆で、鎌倉時代後期 永仁四年(1298)の紀年銘がある。

一尊種子石塔婆 (鎌倉時代後期 永仁四年 1296年、花崗質砂岩、高さ 96.6Cm 幅 72.6Cm 厚さ 23.8Cm)

頭部山形、石面上方に種子「バ」、下方に「永仁四年(1296)」の紀年銘と願文を刻む。後世、中央に穴を穿ち、無縁塔の台石として利用されていた。

山上墓地西端の石塔婆群、向って右から三基目に立つ石塔婆で、参道入り口西脇より出土したものという。

石塔婆 上方

種子「バ」を丸彫する。(種子「バ」は、「バン」の上部、空点と荘厳点を欠く梵字)

「バ」は「水天」、「金剛薩埵」、「大日如来(金)」、「毘沙門天」等の種子として使われる。

五輪塔四門の梵字(東) 発心門 「キャ・カ・ラ・バ・ア」で、水輪に刻まれる梵字として馴染深い。

石塔婆 下方

再利用された時に一部を削られているが、左右に「右志者為過去」、「慈父聖霊往生極楽也」の願文、

中央に「永仁四年(1296)、丙申、十一月八日」の紀年銘を刻む。

信田小太郎碑 現地説明板

東光寺(とうこうじ)山上 釈迦種子石塔婆(仙台市史 No:B1-71)

 東光寺(とうこうじ)(宮城県仙台市宮城野区岩切字入山22)

   釈迦種子「バク」を主尊とする自然石塔婆で、紀年銘はない。

東光寺(とうこうじ)山上 釈迦種子石塔婆 (紀年銘なし、安山岩、高さ 57.4Cm 幅 39Cm 厚さ 23.5Cm)

山上墓地西端の石塔婆群、向って右から四基目に立つ石塔婆で、門前東側から出土したものという。

石塔婆 上方

釈迦如来の種子「バク」を丸彫りする。

東光寺山上 金剛界大日種子石塔婆(仙台市史 No:B1-74)

 東光寺(とうこうじ)(宮城県仙台市宮城野区岩切字入山22)

   金剛界大日種子「バン」を主尊とする細長い自然石塔婆で、紀年銘はない。

東光寺 山上 金剛界大日種子石塔婆 (紀年銘なし、井内石:粘板岩、高さ 114.8Cm 幅 27Cm 厚さ 12.3Cm)

山上墓地西端の石塔婆群、向って右端に立つ石塔婆で、門前東側から出土したものという。

石塔婆 上方

金剛界大日如来の種子「バン」を薬研彫する。

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東光寺山上 石塔婆群

裏山を削平し、墓地が造成されている。その西端に石塔婆が立っている。永仁四年(1296)銘石塔婆(信田小太郎碑)は、向って右から三基目。

 板碑(いたび)

*東北本線「岩切駅」下車、北西方向へ徒歩 約15分。

(撮影:平成25年10月11日)