栄松寺(えいしょうじ)地蔵石仏

 栄松寺(えいしょうじ)(三重県津市川方町412)

  桃園地区には栄松寺の他、宝樹寺光明寺、と三体の鎌倉時代後期 正和三年(1314)銘 地蔵石仏がある。

栄松寺 地蔵石仏 (県指定文化財、鎌倉時代後期 正和三年 1314年、凝灰岩、像高 63.6Cm)

高さ163Cm 幅 66Cmの凝灰岩を二重光背型に25.8Cm彫りくぼめ、龕(がん)状にし、その中に地蔵菩薩立像を半肉彫りする。

地蔵 頭部

頭部の後ろに頭光を薄く陽刻する

像高は 6.3.6Cm。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵立像で、衲衣や錫杖頭まで丁寧に彫られ、像容も整っていて美しい

地蔵 下部

蓮華座が刻まれ、その上に立っている

像の左右に「正和三年(1314)甲刁(寅)八月十六日造立之」 「願主 沙弥淪海(しゃみりんかい)の刻銘がある

地蔵が安置されている覆屋

栄松寺(えいしょうじ)入口(裏側)

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栄松寺(えいしょうじ)入口

 石  仏-紀年順-目次

*近鉄 名古屋線 「桃園駅」下車、北西方向へ徒歩 約11分。

(撮影:平成22年7月27日)