中之瀬磨崖仏(なかのせまがいぶつ)(三重県伊賀市中瀬)
伊賀別所(大山田 新大仏寺)の創建にたずさわった宋人系石工の子孫の手によって造立されたものと考えられている
中之瀬(なかのせ)阿弥陀三尊磨崖仏(県指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、中尊 高さ 276Cm)
勢至菩薩頭部 (向かって左側脇侍、線刻) | ||
阿弥陀如来立像(半肉彫り、像高 276Cm) | 観音菩薩頭部 (向かって右側脇侍、線刻) |
向かって右側の少し離れた場所に、蓮座上に月輪を刻み、内に不空成就の種子「アク」を刻んだものがある
勢至菩薩(向かって左脇侍、像高135Cm) (手を合掌する) | 観音菩薩(向かって右脇侍、高さ153Cm) |
阿弥陀如来頭部(頭光から放射状に光明がでる。兵庫県小野市 浄土寺の国宝阿弥陀如来をイメージした)
不動明王立像(向かって最左、像高 233Cm、線刻) | 地蔵菩薩立像(向かって最右、像高 251Cm、線刻) |
中之瀬磨崖仏遠景
隣接して国道163号線が通っている。交通量も多い
中尊が最初に刻出され、その後他の線刻仏が鎌倉後期から室町時代にかけて徐々に彫られたと考えられている |
*近鉄伊賀線 上野市駅下車、三重交通バス 乗り継ぎで「岡山口バス停」下車 徒歩
(撮影:平成19年8月16日)