北向三体地蔵と毘沙門寺の石塔

北向三体地蔵

 北向三体地蔵(三重県伊賀市寺田)

北向三体地蔵(市指定文化財、南北朝時代)

向かって左側の地蔵菩薩坐像 中央の地蔵菩薩坐像 向かって右側の地蔵菩薩坐像

八角形の台座上、三重重ねの蓮華座の上に、きめ細かく彫られた三体の地蔵が北向きに坐す

大きな岩の正面を長方形に枠取りし中に三体の地蔵が彫られている

三体地蔵は、三悪道(地獄・餓鬼・畜生)に落ちた衆生を救済するとも、三界(過去・現在・未来)の衆生を救済するともいわれる

毘沙門寺の石塔

 毘沙門(びしゃもん)寺(三重県伊賀市寺田)

毘沙門寺宝篋印塔残欠 (南北朝時代)

基礎と塔身の間に、広島県沿岸地方みたいな受台が入っている
笠と相輪以外は寄せ集めの宝篋印塔。塔身は金剛界四仏の種子が入る 江戸時代中期の享保十三年(1728)刻銘が入っている基礎を利用

隅飾は輪郭付きの一弧だが、横に彫りが入り三弧に見せる。内は無地

 廃補陀落寺(はいふだらくじ)町石自然石塔婆                石仏と石塔-目次!

宝篋印塔は、部品の大きさがアンバランスで、強力な印象をうける

 石  仏-紀年順-目次

*近鉄伊賀線 上野市駅下車、三重交通バスを乗り継ぎ「岡山口バス停」下車 徒歩

(撮影:平成19年8月16日)