善導寺(ぜんどうじ)(京都市中京区東生州町)
清涼寺(嵯峨釈迦堂)の本尊(国宝)を模した釈迦三尊が愛らしい
善導寺釈迦三尊石仏(重要美術品、鎌倉時代中期 弘安元年 1278年銘、砂岩、高さ 82Cm)
中尊の釈迦立像 頭部 | ||
衣文がガンダーラ風の流水文衣文(りゅうすいぶんえもん) | 小さな宝石のような石仏で、光輝いている |
釈迦三尊石仏は、高さ1メートル足らずの扁平な自然石を半肉彫りしたもので、弘安元年(1278)の銘がある
東大寺僧 「然(ちょうねん)が宋より持ち帰った三国伝来の清涼寺本尊 釈迦如来立像を模した清涼寺式釈迦像
五髻(ごけい)文殊菩薩(向かって左側の脇侍) | 弥勒如来(向かって右側の脇侍) |
善導寺本堂(釈迦三尊石仏は本堂の向かって左側の前にある)
前庭にある善導寺型灯籠 | 前庭の石造三重塔 |
善導寺 山門
善導寺の敷地内には、都会の寺でも珍しいエステサロンがある
善導寺の約50m南には高瀬川一之船入があり、豪商 角倉了以が伏見と二条間をつなぐ水運として開発した
墓地入口、向かって左側の施無畏(右手)、与願印(左手)の石仏 | 墓地入口、向かって右側にある二基の宝篋印塔 |
宝篋印塔(奥側)には、享保十三年(1728)十一月二十七日 橘屋 九兵衛の銘があった
*京都地下鉄東西線「京都市役所前」下車、徒歩5分
(撮影:平成19年3月11日)