壬生寺(みぶでら)燈籠台石

 壬生寺(みぶでら)(京都市中京区壬生梛ノ宮町31)

  正暦二年(991) 三井寺の僧 快賢により創建された。律宗の別格本山。

壬生寺(みぶでら)灯籠台石 (鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 25Cm 径 167Cm)

本堂前向かって右側の石燈籠に流用されている台石で、もとは鎌倉時代にあった金燈籠を載せていた

燈籠 台石 部分

八角形の燈籠台石で、上端は複弁の反花を十六葉、その間に間弁を刻む。側面は二区に分かち、各々格狭間をつくる

現在 燈籠台石は、本堂前向かって右側の江戸時代前期 延宝三年(1675)の銘がある六角型石燈籠に流用されている

鎌倉時代後期の石燈籠台石 (上側の基礎は江戸時代)

上端中央、径 128Cmの円形部外側に十六様の複弁反花を配し、側面八面は二区に分け夫々格狭間をつくる

左側の燈籠台石は、右側燈籠台石と一対にする為、江戸時代に模造された
本堂前向かって左側の石燈籠と台石(江戸時代前期 延宝三年) 左側台石は、右側と比し出来が悪く、側面の格狭間は刻まれていない

壬生寺(みぶでら)千体仏塔

平成元年(1988)にミャンマーのパゴダに似た形で建立された。壁面に室町時代からの石仏が千体安置されている

壬生寺本堂(江戸時代後期 文政八年 1825年再建、入母屋造、本瓦葺)

本堂前に二基の石燈籠が立っている。向かって右側の石燈籠が、鎌倉時代の台石を流用している

 誠心院(じょうしんいん)宝篋印塔                          石仏と石塔-目次!

壬生寺(みぶでら)

本尊は重要文化財の地蔵菩薩

 石燈籠(いしどうろう)

*阪急「大宮駅」 下車、西方向へ 約7分。

(撮影:平成22年6月24日)