真言院(しんごんいん)五輪塔

 真言院(しんごんいん)五輪塔(京都府綴喜郡宇治田原町大字岩山小字中出21)

  雙栗(さぐり)天神社の東にある真言宗東寺派の寺院で金剛寺とも号する。境内には錫杖で掘ったと伝える井戸(亀井)があり、錫杖も寺宝として伝える

真言院五輪塔(町指定文化財、鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 約163Cm)

風・空輪、風・空輪は一石からなり、空輪はきれいな宝珠の形をしている
五輪塔は、本堂の西側 手前に立っている 火輪、軒は厚く、先端は垂直に切っていて、軒反も美しい

五輪塔の各輪には、四門の梵字をふくめ刻銘は入っていない

水輪は、ややひしゃげた形だが、球形に近い
地輪、美しい長方形で刻銘はない 五輪塔は、様式から鎌倉時代後期の作品で完存する

 大宮神社(おおみやじんじゃ)宝篋印塔                       石仏と石塔-目次!

美しい複弁の反花座は、この五輪塔の特徴で、全体的に禅定寺五輪塔のつくりと同形式

五輪塔紀年順  文殊(もんじゅ)三角五輪塔(鎌倉時代後期)  五輪塔-紀年順-目次

*近鉄京都線 「新田辺駅」またはJR学研都市線「京田辺駅」下車、京阪宇治バス 国立病院・緑苑坂 工業団地 方面行きに乗車、「岩山バス停」下車 北西方向へ 徒歩 約9分。

(撮影:平成21年4月30日)