浄瑠璃寺(じょうるりじ)(京都府木津川市加茂町西小札場40)
境内の池を挟んで、西岸にこの石燈籠、東岸に塔前石燈籠が立つ。どちらも南北朝時代の作品で重要文化財に指定されている。
浄瑠璃寺(じょうるりじ)本堂前 石灯籠(重要文化財、南北朝時代、花崗岩、高さ 215Cm)
宝珠・請花、一石からなり、請花は蓮弁を刻む | ||
六角型石燈籠で、国宝本堂前中央、池に面して立っている | 火袋、火口は二面、残り四面は、蓮華座上に丸窓を穿つ |
笠
蕨手(わらびて)が立ちあがる
中台
上端は火袋受けの複弁反花座を刻み、側面は二区格狭間、下端は単弁の蓮弁を刻みだす
竿(さお)は三節つきの円柱で、上下に各二条、中節に三条の三節をつくる。竿に刻銘は、入っていない。 |
基礎
側面は二区格狭間、上端は複弁反花、中心に竿(さお)受けの円形座をつくり、その側面に小蓮弁を刻む
火袋の上区は二区で横連子、下区は二区で格狭間をつくる | ||
火袋、三重塔前石燈籠に比し、風化が進んでいる | 三重塔前の石燈籠と全く同じ形式だが、美的には少し劣っている |
本堂前石灯籠より国宝 三重塔(平安時代)を望む
浄瑠璃寺庭園(国史跡)と本堂(国宝、平安時代、九体阿弥陀仏を祀る)
浄瑠璃寺は、本堂に九体阿弥陀像をを祀ることから、九体寺とも呼ばれている
*JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス 標瑠璃寺行きに乗車、終点 「浄瑠璃寺バス停」下車、すぐ。
(撮影:平成19年5月27日、平成23年1月14日)