岩船(いわふね)不動明王磨崖仏(京都府木津川市加茂町岩船八丁)
一心に願えば、願いが一つだけかなえてもらう、ありがたい不動尊で「一願不動」と呼ばれている。
岩船 不動明王磨崖仏(府指定文化財、鎌倉時代中期 弘安十年 1287年、花崗岩、像高 121Cm)
岩船寺から南西に約200m、里道から石段を下った場所にある。古様な不動明王が、大きい岩面に薄肉に刻まれている。 |
不動磨崖仏 上部
利剣を構え、両眼でにらむ、手に羂索を持つ
像の右下方に「弘安十年(1287)丁亥三月廿八日、於岩船寺僧口口口令造立」銘文が刻まれている。 |
不動磨崖仏 下部
両足は、外開きに表現されている
不動明王は笑い仏(阿弥陀三尊磨崖仏)と同様、岩船寺の僧が発願し造られた
*JR大和路線 加茂駅東口から奈良交通バス 加茂山の家行き乗車、「岩船寺バス停」下車 徒歩。
(撮影:平成19年1月8日・5月27日・平成20年10月4日、平成23年2月3日)