四ノ宮(しのみや)宝篋印塔(京都市山科区四ノ宮泉水町)
宝篋印塔は、仁明天皇の第四皇子 人康(さねやす)親王(831~872)の供養塔と伝える。
四ノ宮(しのみや)宝篋印塔 (南北朝時代、花崗岩)
塔身正面、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿閦如来) | ||
石塔は、「山科地蔵堂」の右手奥に安置されている | 塔身西面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来) |
笠
笠の段形は、下二段、上六段、隅飾りは二弧輪郭付で、内に月輪を陽刻し梵字を刻む
塔身背面、月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀) | 相輪は後補 |
塔身東面、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫する(アク:不空成就)
種子の方向は、通常の方向と合わず、時計回りに90°進んでいる
基 礎
上端は複弁反花、側面は四面とも輪郭を巻き内に格狭間をつくる
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)石燈籠 石仏と石塔-目次!
山科地蔵堂 (徳林庵)
京都六地蔵廻りの一で今もあつく信仰されている。背後に見える徳林庵の境外仏堂となっている
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*JR・京阪「山科駅」下車、東へ徒歩 約8分。
(撮影:平成22年10月27日)