大沢池石仏群

 大覚寺(だいかくじ)(京都市右京区嵯峨大沢町4)

   大覚寺は、真言宗大覚寺派の大本山。門跡寺院であり、嵯峨御所ともいう。嵯峨天皇の離宮を皇女正子(淳和天皇皇后)が寺としたのを始まりとする

  大沢池は大覚寺の東に接する。大沢池の北側、小さなお堂の前に十数体の石仏がある

大沢池石仏群(鎌倉時代中期、花崗岩、大型の石仏は高さ 120Cm前後)

胎蔵界大日如来を中尊とする胎蔵界五仏とみられている

大型の石仏向かって左よりを下に記す

弥勒菩薩(右手施無畏印、左手に蓮華を持つ) 定印阿弥陀如来

定印阿弥陀如来

胎蔵界大日如来(宝冠を頂き、法界定印を結ぶ) 釈迦如来(右手施無畏印、左手与願印)

薬師如来(右手施無畏印、左手に薬壷を持つ) 地蔵菩薩(右手与願印、左手に宝珠を持つ古式の像)

で大日如来を中尊とする胎蔵界五仏といわれている

大覚寺多宝塔(昭和42年建立、本瓦葺、高さ 約20m、木造風鉄筋コンクリート製)

多宝塔の南側、大沢池のほとりに石仏はある

小型の石仏(鎌倉時代中期)

二基の塔を刻んだ板碑

大型の石仏の周りの小さな石仏

大沢池(国指定 名勝地)

周囲 約1Km、日本最古の人工庭園。中国の洞庭湖を模して造られたことから、庭湖とも呼ばれる

 広沢池(ひろさわのいけ)十一面千手観音石仏                 石仏と石塔-目次!

石仏は、自然石を彫り残した光背を持つ

 石  仏-紀年順-目次

* JR・近鉄「京都駅」・阪急「四条烏丸駅」下車 京都市バスで「大覚寺」下車すぐ

(撮影:平成19年4月14日)