阿弥陀寺(あみだじ)(京都府南丹市八木町北広瀬岡花)
阿弥陀寺(あみだじ)宝篋印塔 (南北朝時代前期、花崗岩、高さ 約 170Cm)
塔身正面、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) | ||
門をくぐった境内の左側、新しい基壇上に立っている | 塔身東面、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) |
宝篋印塔 笠
笠の段形は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で内に梵字を刻まない月輪を陽刻し、やや外傾する
背面、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来) | ||
塔身西面、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀) | 宝篋印塔は、相輪に至るまで完存する南北朝時代前期の作品 |
基 礎
基礎上端は複弁の反花、側面は輪郭を巻き内に格狭間をつくる
相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠。隅飾り内の月輪はなにも刻まれていない。同じ南丹市の普済寺塔と形式がよく似ている |
基壇部
切石を四枚、台形状に組合わせたもので新しい。
参道に置かれた地蔵菩薩の板碑 | 境内西側の宝篋印塔、笠と相輪が古い |
阿弥陀寺 (あみだじ)
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*JR山陰本線 「八木駅」下車、北方向へ 徒歩 約22分。
(撮影:平成22年10月7日)