成相寺(なりあいじ)(京都府宮津市成相寺339)
西国三十三ヶ所 第二十八番札所で、本尊は聖観世音菩薩。日本三景の一つ、「天橋立」を見下ろす場所に位置する。
成相寺 地蔵石仏 【一願一言(ひとこと)の地蔵】 (南北朝時代中期 弘安元年 1361年)
蓮華座上に坐し、右手に錫杖、左手に宝珠を持つ地蔵菩薩で、南北朝時代中期 康安元年(1361)の紀年銘がある。 |
唯一願(ひとつねがい)を一言でお願いすれば、どんなことでも 必ず叶えてくれると伝える。安楽往生も叶えられるという、霊験あらたかな地蔵菩薩。
四基が本堂横に集められている。頂部が屋根型で、地蔵を刻み、その下に町名を刻む。
成相寺(なりあいじ) 十五町石 (江戸時代前期 寛永十八年 1641年、安山岩、高さ 約130Cm)
銘文があり、地蔵の左右に「口口村・・・、宣山道口、・・・・・、六月四日」、右側面に「寛永十八辛巳年九月十日十六体立之」と刻む
成相寺(なりあいじ) 十四町石 | 成相寺(なりあいじ) 十六町石 |
一石の角柱で、高さ 約130Cmの安山岩製、蓮華座に坐し、合掌する地蔵菩薩を浮彫にし、その下に町名を刻む
南北朝時代後期の永徳元年(1381)、永徳三年(1383)の銘を有する地輪部の残欠が各一基ある。
成相寺(なりあいじ)五輪塔 二基 (鎌倉時代後期、高さ 約150Cm)
向かって左側の五輪塔(鎌倉時代後期) | 向かって右側の五輪塔(鎌倉時代後期) |
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成相寺(なりあいじ) 五重塔 (平成十年 1998年、方三間、銅板本瓦葺、高さ 約33m)
鎌倉時代の建築様式を再現した木造塔で、本堂下にそびえている
成 相 寺 (なりあいじ) 山 門
天 橋 立 (あまのはしだて)
ケーブルの終点、登山バスの出発点、笠松公園から見る天橋立
*北近畿タンゴ鉄道宮津線 天橋立駅から天橋立観光船・ケーブル・登山バスで寺院まで行ける。
(撮影:平成21年10月20日)