北白川(きたしらかわ)弥陀石仏(京都市北白川西町)
北白川(きたしらかわ)弥陀石仏(鎌倉時代、花崗岩)
北白川(きたしらかわ)弥陀石仏(向かって右側)
北白川弥陀石仏(鎌倉時代前期、花崗岩、高さ 150Cm)
光背は、二重円光式で十三個の小月輪が刻まれている。お顔は満月相で温かみがあり、衣文の流れも美しい。定印を結んだ阿弥陀如来 |
頭上の肉髻(にっけい)が丸く盛り上がり、磨耗が少し進んだ顔はふくよかであたたかい
二重円光式の光背は、比叡山香炉岡 弥勒石仏の流れを汲み、十三個の月輪をつくり、経文梵字を陽刻している |
二体の阿弥陀石仏は白川石と呼ばれる花崗岩に厚肉彫りされている。京都を代表する石仏のひとつ
白川弥陀石仏(鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 150Cm) |
左側の弥陀石仏は光背の部分が自然石のまま残されている。顔も部分は摩滅がすすんでいる
北白川西町道標(史跡・江戸時代後期 嘉永二年 1849年)覆屋の左側にあり、表面四方に付近の社寺・地名などの名前が刻まれている |
二体の石仏は、京大農学部前より今出川通りを東側に行った南側、覆屋に囲まれてある
*京都市バス「京大農学部前バス停」下車 徒歩
(撮影:平成20年5月15日)