常念寺(じょうねんじ)(京都府木津川市加茂町里 小田22)
室町時代中期 延徳年間(1489〜92)に、天台真盛宗の開祖 真盛上人の弟子 盛憲(せいけん)が開いた寺院と伝える。
常念寺(じょうねんじ)名号板碑(室町時代後期 永正十七年 1512年、花崗岩、高さ 140Cm)
頭部山形で、二段の切込をつくる。額部の下を枠取りし、蓮華座上に「南無阿弥陀仏」の六字名号を大きく刻む。 |
板碑 上部
頭部山形は尖り、その下に二段の切込をつくる
身部の向かって右側の束に「永正十七年(1520)庚辰二月」の紀年銘を刻む。盛憲(せいけん)上人念仏供養板碑と伝えられている |
台 座
大和様式の複弁反花座
常念寺(じょうねんじ)本堂 (平成八年 1996年再建、本瓦葺)
本尊は阿弥陀如来立像(南北朝時代)で、胎内から多くの印仏が発見されている
*JR関西本線 「加茂駅」下車、南方向へ徒歩 約11分。
(撮影:平成22年10月13日)