慈芳院(じほういん)薬師石仏

 慈芳院(じほういん)(京都市東山区慈芳院庵町596)

  近江、蒲生郡橋本の領主 山中山城守長俊が妻の慈芳院追善のため慶長三年(1598)に建立した寺院

慈芳院(じほういん) 薬師石仏(鎌倉時代中期、花崗岩、高さ 180Cm)

薬師石仏は、蓮弁が三段の鱗葺(うろこぶき)という豪華な蓮華座に坐し、右手は施無畏印、左手は膝の上に置き小さい薬壷を持つ

端正な薬師仏は、本堂手前左手の覆堂に安置されている

薬師像は、治病の仏であることから医王尊(いおうそん)とも呼ばれる。厚肉彫りの美しい薬師石仏は、庶民の願いを無数に受けただろう

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慈  芳  院

本尊は木像薬師如来。開山の山中長俊は、豊臣氏の近臣で方広寺大仏殿建立に力をつくした人物

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*京都市バス 「東山五条バス停」下車 南へ徒歩 約5分。

(撮影:平成21年4月28日)