厳島神社(いつくしまじんじゃ)石鳥居

 厳島神社(いつくしまじんじゃ)(京都市上京区京都御苑6)

  京都御苑内にある神社で、五摂家の一つ九条家の鎮守社であった。平清盛が、母 祇園女御の為、安芸の宮島 厳島神を勧請したのが起こりと伝える。

厳島神社(いつくしまじんじゃ)石鳥居(重要美術品、室町時代、花崗岩、高さ 375Cm)

石鳥居は、本殿前に立っている。島木・笠木を唐破風形にした珍しい形で、、間口に対して高さがやや高くなる。京都三珍鳥居の一つとされる。

石鳥居 背面 唐破風部

貫の中央に額束を置き、唐破風形で形が良い島木・笠木を支える。島木・笠木は二石からなり、中央で接続する

神社は、池の中島にあり、池の中央に反橋がかかる

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厳島神社(いつくしまじんじゃ)

鳥居は、もと兵庫国・築島に立っていたもので、室町時代に足利義春が

細川高国邸へ移し、明和八年(1771)に九条道前が幕府に願い、現在地に移した。

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*京都市地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、北北西方向へ200m。京都御苑内。

(撮影:平成22年10月27日)