宝積寺(ほうしゃくじ)石燈籠 (北側)

 宝積寺(ほうしゃくじ)(京都府乙訓郡大山崎町大字大山崎字銭原1)

  神亀四年(727)に僧 行基が開創したと伝える、真言宗智山派の寺院

宝積寺石燈籠(北:向かって左側)(桃山時代 天正十二年 1584年、花崗岩、高さ 約206Cm)

宝珠・請花、一石からなり、背が高く近世風
六角形の石燈籠は、重文の木造三重塔 前、向かって左側に立つ 火袋、花頭窓風の火口・丸窓・壁を各二面作る

軒は薄く、蕨手(わらびて)が渦巻状に立ち上がる。軒裏には、一重の薄い垂木型を作る

中 台

側面は無地、下端は単弁の蓮華を彫りだす

竿は円柱で、節はない。南側と同じく 正面・背面にわたり、寄進者の名前と桃山時代 中頃 天正十二年(1584)の紀年銘が刻まれている

刻銘:「奉寄進、宝積寺石燈籠、天正十二年申年(1584)九月二十二日、施主井尻六良左金吾、紀則定、法名徳叟宗陽居士」

基 礎

上端は単弁の反花で、間弁が中央にきて主弁が隅にある。土に埋まっている側面は、六面とも無地

宝積寺三重塔(重要文化財、桃山時代 慶長九年 1604年、本瓦葺、高さ 19.5m)

金剛力士像 阿形(重要文化財、鎌倉時代、高さ 284.2Cm) 金剛力士像 吽形(重要文化財、鎌倉時代、高さ 277.5Cm)

 来迎寺(らいごうじ)両部曼荼羅板碑                       石仏と石塔-目次!

宝積寺 仁王門(府指定文化財、江戸時代初期、切妻造、本瓦葺)

 石燈籠(いしどうろう)

*JR山崎駅下車、徒歩約15分。

(撮影:平成20年10月30日・平成22年5月21日)