石造 大日如来坐像(京都国立博物館)

 京都国立博物館(きょうとこくりつはくぶつかん)(京都市東山区茶屋町527)

  京都国立博物館 特別展示館の前方に屋外展示されている石仏で、もと行願寺(革堂・こうどう)にあったものといわれている。

行願寺(ぎょうがんじ)伝来 石造大日如来坐像 (平安時代後期、京都国立博物館 蔵)

自然石の前面に天冠台を頭上に頂き、結跏趺坐し、法界定印を結ぶ胎蔵界大日如来が厚肉に刻まれている。やや摩耗が進んでいる。

京都市中京区の行願寺(革堂・こうどう)にあったものといわれている。行願寺には、鎌倉時代の大きな五輪塔がある。

大日坐像 下部

法界定印(ほっかいじょういん)を結ぶ。

石造不動明王立像 (京都国立博物館 蔵)

石造不動明王立像 (室町時代、15世紀、京都国立博物館 蔵)

不動明王は、火焔光背を負い、右手に利剣、左手に羂索を持つ。弁髪や胸飾、羂索など細かく彫られているが鎌倉期の迫力はない。

京都五条大橋 石材 (橋脚 三本、橋桁 二本)

京都 五条大橋 石材 (桃山時代 天正十七年 1589年、花崗岩、京都国立博物館 蔵)

刻銘:「津国御影、天正拾七年(1589)、五月吉日」 五条大橋 橋脚 (向って左側 二本)

京都三条大橋 橋脚

京都 三条大橋 橋脚(桃山時代、花崗岩) 「刻銘」

橋脚刻銘:「天正十七年(1589)津国御影、七月、吉日」

 今熊野 観音寺(かんのんじ)石造宝塔 南塔                    石仏と石塔-目次!

五条大橋橋脚(向って左 二本) と 三条大橋橋脚(向って右 一本)

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* JR・近鉄京都駅より京都市バスにて「博物館・三十三間堂前」下車 徒歩1分。

(撮影:平成19年4月14日、平成25年1月23日)