勝造寺層塔【下勝間(しもかつま)十三重石塔(香川県三豊市高瀬町下勝間1532)
全国的にも珍しい形をした十三重石塔で、「石ノ塔」と呼ばれている。南北朝時代在銘の石造層塔
下勝間十三重石塔(県指定文化財、南北朝時代後期 永和四年 1378年、凝灰岩、高さ 710Cm)
十三重石塔 正面(南面) | 正面上部、九層目に阿閦の種子「ウーン」らしき梵字が見える |
十三重石塔は、基壇・基礎の上に切石を十三層 積み重ねたもので、十三層目が宝形屋根になっている。構造は単純だが、見た目には異様な感じがする。
十三層屋根
十三層は宝形屋根で、その上の相輪部には宝珠様の石を載せている
初層から上方に、逓減されながら各層積み重ねられている | 西面上部、九層目に宝生の種子「タラーク」らしき梵字が見える |
初層・二層目(正面)
正面の二層目から一層目にかけて「永和二二(四)年(1378)戊午三月六日」の紀年銘がある
北面上部、九層目に阿弥陀の種子「キリーク」らしき梵字が見える | 東面上部、全体に刻まれた梵字様のものが見える |
江戸時代前期 延宝六年(1678)に、丸亀藩主 京極高豊が散失した部分を集め、その欠けた所を補って修復した。さらに、昭和52年(1977)に解体修理が行われている
基壇・基礎・初層部
基壇上に、背の低い基礎を置き、その上に初層部が載る
石塔は、三層目と四層目に段差があり、十二層目から四層目にかけて梵字らしい文字が大きく刻まれているが、判読は難しい |
勝造寺層塔 【下勝間(しもかつま)十三重石塔】
軸部と屋根を作り分けず、切石を十三層に積み上げた、単純だがインパクトのある石塔
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*JR予讃線「高瀬駅」下車、南東方向へ 徒歩 約18分。
(撮影:平成22年6月1日)