中尊寺 一石宝塔(伝 弁慶の墓)(レプリカ)

 中尊寺(ちゅうそんじ)弁慶の墓(岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関)

   一石で彫成された平泉型宝塔で、笠の部分が平面円形。平安時代後期の作品と推定されている。

中尊寺(ちゅうそんじ)一石宝塔(伝 弁慶の墓)(町指定文化財、平安時代後期、凝灰岩、高さ 58.5Cm)

中尊寺への入口 月見坂の手前にある「弁慶の墓」、その頂部に立つ。本宝塔はレプリカで、本物は中尊寺 讃衡蔵(さんこうどう)に保存。

宝塔は、宝珠から塔身迄を一石で彫成する。残念ながら背面を欠き、基礎を失う。最大の特徴は、笠の部分が平面円形で、通常の方形と異なる。

中尊寺(ちゅうそんじ)一石宝塔(伝 弁慶の墓)(町指定文化財、平安時代後期)

形状から一石造の「平泉型宝塔」と考えられている。

宝塔 背面

縦に分断され、背面を欠いている。

弁慶の墓

一石宝塔は、松の木の下に立っている。奥は、中尊寺月見坂入口。

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弁慶堂

江戸時代後期 文政九年(1826)の再建で、中尊寺 参道沿いに建つ。

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*平泉町巡回バスに乗車 「中尊寺バス停下車」、すぐ。平泉駅前でレンタサイクルが利用できる。

(撮影:平成25年10月12日)