八坂神社(やさかじんじゃ)五輪塔

 八坂神社(やさかじんじゃ)(茨城県つくば市北条102-1)

  五輪塔に天文六年(1537)の銘文がある教筒が納められており、納経塔として造られた

八坂神社(やさかじんじゃ)五輪塔(県指定文化財、室町時代後期 1537年、花崗岩、高さ 201Cm)

空・風輪 、他の輪に比べ目立って大きい
八坂神社本殿に向かって左横に立っている 火輪 、軒の出は浅く、軒口は分厚い。

水  輪、角ばった形で、四方とも無地

五輪塔は、八坂神社の別当である吉祥院の境内にあったが、明治の廃仏毀釈の際に現在の八坂神社境内に移された

地  輪

地輪上部に穴が穿たれ、青銅製の教筒が納められていた。教筒は、釈迦如来の種子「バク」の下に次の銘文が三行にわたり刻まれていた

「十羅刹女  常州北条住人、奉納大衆妙典六十六部聖道慶、三十番神 天文六年(1537)今月日」

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八坂神社本殿(江戸時代中期 享保三年 1718年、一間社流造)

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*JR土浦駅前から関東鉄道バス 筑波山口行きに乗車、「北条駅口バス停」下車 徒歩 すぐ。バス停の横に案内看板が設置してあり、他の石造物の場所も確認できる。

(撮影:平成22年4月4日)