時光寺(じこうじ)(兵庫県高砂市時光寺町12-18)
時光寺は、播磨善光寺と呼ばれ親しまれている。時光上人(俗称:源経家)の開山になる浄土宗西山禅林寺派の寺院
時光寺宝篋印塔(県指定文化財、南北朝時代後期 康暦二年 1380年、花崗岩)
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿閦如来) | ||
宝篋印塔は、山門の前、向かって右側に立っている。相輪は後補 | 塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生如来) |
宝篋印塔は、この地方を代表する作例で、特に金剛界四仏の薬研彫りが美しい
笠は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭つきで、内に小月輪を陽刻し梵字を刻む
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(キリーク:阿弥陀如来) | ||
塔身、月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(アク:不空成就) | 竜山石の基壇上に、複弁の反花座を置き、その上に立っている |
基礎上端は二段、側面は四面とも、輪郭を巻き内に格狭間内開蓮華を陽刻する
束の刻銘から、南北朝時代の康暦二年(1380)に観阿らにより造立されたことがわかる
大仏(明治四十年開眼、青銅製、像高 24.8m) | 宝篋印塔(江戸時代後期 文化四年 1807年) |
青銅製の大仏は、日露戦争の死者を弔うためつくられた
時 光 寺 本 堂
時 光 寺 山 門 (市指定文化財)
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*JR山陽本線「曽根駅」下車、東南方向へ徒歩15分
(撮影:平成20年9月8日)