阿弥陀(あみだ)町共同墓地 五輪塔

 阿弥陀(あみだ)町共同墓地(兵庫県高砂市阿弥陀町阿弥陀)

阿弥陀共同墓地五輪塔(県指定文化財、鎌倉時代後期 文保二年 1318年、凝灰岩、高さ 約225Cm)

五輪塔 風・空輪、一石でつくられている
阿弥陀町共同墓地の中央にある。この地方の竜山石で造られている 五輪塔 火輪、軒口は垂直で、屋根のカーブが美しい

五輪塔 地輪

向かって右側に「右志者為法界衆生」、左側に「文保二年(1318)戊午七月十五日」「一結衆」「敬白」の刻銘がある

五輪塔 水輪、最大径が下方で安定感がある
阿弥陀大仏(中央にあり、この墓地のシンボル) 空・風輪が大きく火輪が小さく、ひしゃげた形。地輪も大きい

竜山石(凝灰岩)で彫られた石仏

播州地方は、地元で産出する竜山石で彫られた石仏や石棺仏が多数ある。台座の文様から室町時代後期のものと思われる

阿弥陀如来坐像 地蔵菩薩(右手錫杖、左手宝珠の通常の形)

墓石と石仏群

 黒岩(くろいわ)十三仏磨崖仏                         石仏と石塔-目次!

阿弥陀如来(室町時代後期、凝灰岩)

台座の幾何学的で図案化された文様がこの時代を語っている

五輪塔紀年順  正法寺(しょうぼうじ)五輪卒塔婆(鎌倉時代後期)  五輪塔-紀年順-目次

*JR山陽本線「曽根駅」下車、北東方向へ徒歩 約15分

(撮影:平成20年9月8日)