浄橋寺(じょうきょうじ)(兵庫県西宮市生瀬町2-20-24)
浄土宗西山派の開祖 証空上人が開いた寺院で、本尊 丈六阿弥陀三尊像(重文)を始め多くの文化財を有している。
浄橋寺 石造五輪卒塔婆(市指定文化財、室町時代初期 応永十六年 1409年、花崗岩、高さ209.5Cm)
五輪卒塔婆は、本堂の前方、向かって左側に立っている。地輪は、一辺31Cm、高さ128.5Cmの方柱で、正面上部の舟形内に阿弥陀像を刻む |
五輪卒塔婆正面 地輪上部
地輪上部、舟形を彫りくぼめ、定印を結ぶ阿弥陀坐像を半肉彫りする
五輪卒塔婆上部 | 地輪、阿弥陀坐像 |
五輪卒塔婆の火輪・水輪は背が高く、火輪の軒反などを含め室町時代初期という時代を感じさせる
地輪正面阿弥陀坐像の下に室町時代初期、「応永十六年(1409)一月九日」の紀年銘が刻まれている |
浄橋寺(じょうきょうじ)石造露盤
浄橋寺(じょうきょうじ) 石造露盤(市指定文化財、花崗岩、一辺 約51.5Cm)
上部に直径 37Cmの伏鉢を刻出し、側面は二区に分け、それぞれ格狭間をつくる
露盤は、宝形造や八角造など、木造建造物の頂上を飾るものでその上に宝珠がおかれた
浄橋寺(じょうきょうじ)
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*JR福知山線「生瀬駅」下車、東南東方向へ徒歩 約8分。
(撮影:平成22年8月3日)