温泉寺(おんせんじ)五輪塔東塔

 温泉寺(おんせんじ)(兵庫県神戸市北区有馬町1643)

   当初は法相宗で、建久元年(1190)仁西(にんさい)上人が堂塔を再建し天台宗に、その後真言宗にも転じ、元禄のころ黄檗宗に改宗した。

温泉寺(おんせんじ)五輪塔 東塔 (鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 267Cm)

空・風輪、一石からなり、空輪は宝珠の形
本殿の前、向かって右側の五輪塔で、平清盛の塔と言われる 水輪、やや型の張った壺型

火 輪

軒口厚く先端で垂直に切る。屋根の勾配がやや高く、西塔と同じく鎌倉末期の作

二基の五輪塔は、もと玉垣の外、石段の両側に置かれていたのを、明治中頃に今の場所移転された。東塔は、平清盛の塔といわれている

地 輪

四面とも無地で、何も刻まれていない

本堂の前 二基並んで安置されている五輪塔

向かって右側が東塔 (高さ 267Cm)

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温泉寺(おんせんじ) 本堂

木造波夷羅(はいら)大将立像、黒漆厨子(鎌倉時代)は、国指定重要文化財

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*神戸電鉄 有馬線 「有馬温泉駅」下車、南東方向へ 徒歩約10分。

(撮影:平成22年8月3日)