益気神社(ますけじんじゃ)(兵庫県加古川市平荘町池尻350-1)
基礎や塔身、屋根などに簡略化が見られる室町時代初期の石塔
益気神社石造宝塔(県指定文化財、室町時代初期 、凝灰岩、高さ 144Cm)
塔身軸部は、上部に背の低い高欄と首部をつくる | ||
石塔は、本殿の奥 約100m、三基並んだ古塔の右側に立っている | 塔身はすべて無地で、扉型などは刻まれていない |
笠は、四方にのみ降棟、軒下に薄く垂木型を刻出する
相輪は下から、伏鉢・請花・九輪で、九輪の四輪までを残し、上部を欠失する。完全であれば、総高 約180Cmで六尺塔として造立された |
基礎は、正面のみが輪郭を巻き内に格狭間をつくる。他の三面は無地で、簡略化している
益気神社(ますけじんじゃ) 随身門
石造宝塔紀年順 | 富貴寺(ふきじ)宝塔(国東塔)(室町時代前期) | 石造 宝塔-紀年順-目次 |
*JR加古川駅から神姫バス 都台・細工谷北口行きに乗車、「池尻バス停」下車 北北東方向へ 約300m
(撮影:平成22年1月19日)