石守(いしもり)笠塔婆(兵庫県加古川市神野町石守)
地元では、この笠塔婆を「ハッタイ地蔵」と呼び、信仰している
石守(いしもり) 石造笠塔婆(室町時代、凝灰岩、塔身高 91Cm 仏高 18.5Cm)
石守バス停から直線距離で、東方へ300mの曇川の東岸の木立の中に祀られている。宝珠を欠失し、上部に顕教四仏を刻む |
蓮華座を石の表面から直接刻出し、塔身に舟形を彫り沈め四仏を彫っている。写真左から、阿弥陀(西面)、釈迦(南面:正面)、薬師(東面)、弥勒(北面:背面)
笠は、一辺が22Cmの方形で、高さは10.5Cmの皿型になっている
*JR加古川駅前より、神姫バス 甲南加古川病院行きに乗車、「石守バス停」下車、直線距離で東方向へ 約300mに位置する。
(撮影:平成22年1月26日)
善証寺(ぜんしょうじ)笠塔婆 残欠(兵庫県加古川市神野町石守)
善証寺(ぜんしょうじ) 石造笠塔婆(室町時代、凝灰岩:竜山石、高さ 73Cm 幅 21.5Cm)
方形の塔身を残し、他は別物。線刻の蓮華座上に舟形を彫り、地蔵菩薩立像(像高 32.3Cm)を半肉彫りしている。 |
地蔵菩薩は、二体が右手錫杖・左手宝珠の通常型。残る二体が両手を前で合わせ、宝珠をのせている
下部の一面に、俗形二体男女(像高12.7Cm)の被供養者像が刻まれている
*JR加古川駅前より、神姫バス 甲南加古川病院行き又は上新田・母里行きに乗車、「福沢バス停」下車、北東方向へ 約300m。
(撮影:平成22年1月26日)
善証寺(ぜんしょうじ)宝篋印塔残欠(兵庫県加古川市神野町石守)
善証寺(ぜんしょうじ)宝篋印塔残欠(笠)(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 33.1Cm)
笠の段型は、下二段、上六段、隅飾りは二弧素面で直立する
笠塔婆の南西側にあり、寄せ集めの宝篋印塔の基礎上にあり、一番大きな笠で当初は四尺塔として造られた
*JR加古川駅前より、神姫バス 甲南加古川病院行き又は上新田・母里行きに乗車、「福沢バス停」下車、北東方向へ 約300m。
(撮影:平成22年1月26日)