安養寺(あんようじ)宝篋印塔

 安養寺(あんようじ)(兵庫県加古川市平岡町一色24)

安養寺宝篋印塔(中央)(県指定文化財、室町時代前期、花崗岩、高さ 123Cm)

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(ウーン:阿閦如来)
宝篋印塔は、門をくぐってすぐ右側に立っている。相輪の上半を欠損 塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生)

笠は、下二段、上六段、隅飾は二弧輪郭つきで、内は無地、やや外傾する

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)
塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) 複弁反花座の基檀上に立つ室町時代初期の宝篋印塔

基礎上端は複弁の反花、側面は四面とも輪郭を巻き、格狭間をつくる。格狭間内には宝瓶三茎蓮を浮彫にする

  安養寺永正十四年銘宝篋印塔

宝篋印塔(室町時代後期 永正十四年 1517年、凝灰岩:竜山石)

相輪の上半部を欠損する。笠は上七段、隅飾は二弧輪郭付、塔身は風化が激しい。反花座上に立つ

基礎上端は複弁の反花、側面は輪郭を巻き内に格狭間を陽刻する。束に「永正十四年(1517)」の紀年銘がある

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安  養  寺

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*JR山陽本線「東加古川駅」下車、徒歩 約25分。山陽電車「別府駅」より徒歩 約13分

(撮影:平成20年9月8日)