岩尾神社(いわおじんじゃ)(兵庫県神崎郡福崎町東田原1935-1)
平安時代中期 正暦二年(991)の創立と伝える。桃山時代の慶長年間に姫路城主 池田輝政が幕命により修造した。
岩尾神社石鳥居(県指定文化財、安土桃山時代 慶応十六年 1611年、凝灰岩、高さ 328Cm)
向かって左柱正面、「慶長十六年(1611)」の刻銘がある | 向かって右柱正面、「大公森右衛門」と石工名が刻まれている |
左柱刻銘:「慶長十六辛亥年(1611)十一月十九日本願、本願請願成就所 快祐」
右柱刻銘:「奉造立鳥居、為願主二世安楽也本願快祐、大公森右衛門、神東郡妙徳寺」」
石鳥居 背面
姫路城主 池田輝政が建立したもので、一般的な明神鳥居に属す。頂部 笠木が緩く反り、高さ(328Cm)に比べ幅が496Cmと長い
岩尾神社石橋(県指定文化財、安土桃山時代、凝灰岩、幅 1.76m 長さ 5.7m)
横板を二枚づつ並べて敷く。中央に角柱の橋脚を二本立て横板を支える。橋の両側に高欄が設けられていたが、現在は親柱を挿しこんだ跡が残るのみ。
石橋(手前)と石鳥居、奥は本殿
岩尾神社本殿(県指定文化財、安土桃山時代、本瓦葺)
*中国ハイウェイバス(JRバス・神姫バス) 「福崎インター バス停」下車 徒歩 約25分。地元の福崎巡回バス 「大門バス停」下車 約5分。
(撮影:平成22年8月8日)