波豆(はず)八幡神社三尊種子板碑

 波豆(はず)八幡神社三尊種子板碑(兵庫県宝塚市波豆字谷田東掛2)

波豆八幡神社三尊種子板碑(県指定文化財、鎌倉時代後期 嘉暦三年 1328年、流紋岩、高さ 397Cm)

三尊種子は上から、金剛界大日、胎蔵界大日、阿弥陀の三尊

板碑下部の銘文、「為二親法界衆生」 「嘉暦三年(1328)戊辰初秋上旬」 「願主妙信合力衆等」

波豆(はず)八幡神社の西側にある三尊板碑は、自然石が用いられ厚さは約23Cm、やや内側に湾曲している。

いちばん上の種子、「バン:金剛界大日如来」(薬研彫りが美しい)

上から二番目の種子、「アーンク:五点具足の胎蔵界大日如来」 下の種子は特色のある梵字で、「キリーク:阿弥陀如来」と刻まれる

板碑のある一角は波豆石造美術群として鎌倉時代後期から室町時代にかけてのすぐれた石造美術品が残っている

 波豆(はず)八幡神社 明徳二年銘宝篋印塔                  石仏と石塔-目次!

波豆八幡神社本殿(覆屋の内)(重要文化財、室町時代、こけら葺、三間社流造)

 板碑(いたび)

*阪急・JR宝塚駅より阪急田園バス「波豆行き」に乗車、終点の「波豆バス停」下車 徒歩5分。JR三田駅からのバス便もある。

(撮影:平成19年11月10日、平成21年4月7日、平成21年5月14日)