嘴崎(はしさき)地蔵磨崖仏

 嘴崎(はしさき)地蔵磨崖仏(兵庫県たつの市新宮町嘴崎)

嘴崎(はしさき)地蔵磨崖仏(県指定文化財、南北朝時代 文和三年 1354年、凝灰岩、高さ 203Cm)

大岩壁の下から約7m上に、舟形に彫りくぼめられた中に、厚肉彫りされた地蔵磨崖仏が刻まれている

地蔵の上と左右に線が彫られ、穴が穿たれさしかけ屋根があったことが知れる

舟形の向かって右側に釈迦の種子が大きく彫られその下に二行にわたり

「右志趣者、相当藤原□□□廻之忌辰也、藤原------文和三年(1354)十月廿四日」の銘文がある

地蔵は蓮華座に立ち沓(くつ)をはく。顔は大きく穏やかな表情で、両肩を広く張る。右手に錫杖、左手に宝珠を持つ通常の形

地蔵磨崖仏(室町時代、凝灰岩)

少し奥に行った所に四体の地蔵磨崖仏が刻まれている

向かって左端、立像の地蔵菩薩磨崖仏 向かって左から三体目の地蔵菩薩坐像(右手錫杖、左手宝珠)

地蔵磨崖仏全景

こちらも上と左右に線が彫られ、穴が穿たれさしかけ屋根をかけたことが知れる

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嘴崎(はしさき)地蔵磨崖仏遠景

「いぼ神さん」「いぼ取り地蔵」と呼ばれ古来より信仰をあつめた

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*JR姫新線「東嘴崎駅」下車、徒歩 約 15分

(撮影:平成20年1月26日)