水堂(みずどう)宝篋印塔

 常春寺(じょうしゅんじ)(兵庫県尼崎市水堂町1-24-27)

  水堂(みずどう)宝篋印塔は常春寺(じょうしゅんじ)の境内に立っている

水堂(みずどう)宝篋印塔(市指定文化財、南北朝時代中期、花崗岩、高さ 248.8Cm)

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀如来)
水堂の旧集落の路傍にあったものを、平成6年に常春寺へ移転した 塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就)

笠は、下二段、上六段、隅飾はやや外傾し、二弧輪郭つきで、内に小月輪を陽刻し梵字を刻む

塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来)
塔身、蓮座上月輪内に金剛界四仏の種子を薬研彫りする(タラーク:宝生) 宝篋印塔は、複弁の反花を配した美しい基壇の上に立っている

基礎上端は複弁の反花、正面の側面は、輪郭を巻き内に格狭間をつくり、近江文様の宝瓶三茎蓮を陽刻する

笠の隅飾、二弧輪郭付で内に月輪を陽刻し、梵字を刻む 相輪は、伏鉢の円筒形の背が高く制作時代を表している

基礎側面、正面以外他の三面は輪郭をまき格狭間をつくり内は素面

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常  春  寺

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*JR山陽本線「立花駅」下車、西方向へ550m

(撮影:平成20年10月15日)