波豆(はず)八幡神社宝篋印塔(兵庫県宝塚市波豆字谷田東掛2)
波豆(はず)八幡神社宝篋印塔(市指定文化財、南北朝時代中期、流紋岩)
塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(キリーク:阿弥陀) | ||
宝篋印塔は、波豆古塔群の向かって左端に立っている | 塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(アク:不空成就) |
笠の段形は、上六段、下二段の通常形、隅飾は二弧輪郭付で、内に月輪を陽刻し三尊の種子を刻む。隅飾はやや外傾する
塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(ウーン:阿閦如来) | ||
塔身、蓮華座上月輪内に金剛界四仏の種子を刻む(タラーク:宝生如来) | 基礎側面は、この面のみ格狭間内に開蓮華を刻む |
基礎は壇上積式で、上端は複弁の反花、側面(三面)は格狭間をつくり内は無地
相輪は、下から伏鉢・複弁の請花、九輪は七輪を残し上部を折損する。上部の請花・宝珠は基礎背部に置かれている |
普明寺塔も含め、三基ある波豆の指定文化財(宝篋印塔)のなかで一番古い
波豆八幡神社本殿(覆屋の内)(重要文化財、室町時代、こけら葺、三間社流造)
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*阪急・JR宝塚駅より阪急田園バス「波豆行き」に乗車、終点の「波豆バス停」下車 徒歩5分。JR三田駅からのバス便がある。
(撮影:平成19年11月10日、平成21年4月7日)