舘ヶ丘(たてがおか)阿弥陀磨崖仏(福島県須賀川市舘ヶ丘向山81)
福島県須賀川市の西部、舘ヶ丘地区の中心を流れる滑川の南岸で、中世須田氏の居城であった向山丘陵の西崖面にある
舘ヶ丘阿弥陀磨崖仏(市指定史跡、鎌倉時代後期、安山岩、高さ 215Cm)
阿弥陀如来の定印を結んだ坐像は、鎌倉時代後期の作と考えられており、石質が良く、鼻は補修されているが完存に近い形で保存されている |
彩色も残っていて、鎌倉時代の作とは思えないくらい保存がよく、ほれぼれとする容貌をそなえる
阿弥陀磨崖仏頭部(お顔は、気品があり美しい。鼻の修理が若干気にかかる) |
阿弥陀磨崖仏上半身
阿弥陀磨崖仏の向かって左側にある梵字を刻んだ崖 | 阿弥陀磨崖仏から南西に約20m、梵字を印刻した五輪塔と梵字曼荼羅 |
薬研彫りの梵字が美しい
中 淳志さんの著書 「日本の石仏200選」の中で、この磨崖仏が心にのこり、ずっと見てみたいと思っていた
*JR須賀川駅下車、バスにて「矢沢」下車、北方向に徒歩 約20分(土・日曜日は路線バスが運休になるため注意)
(撮影:平成19年5月1日)