曹福寺(そうふくじ)九重石塔

 曹福寺(そうふくじ)(福井県三方上中郡若狭町神谷29-1)

曹福寺九重石塔(県指定文化財、南北朝時代後期 応安四年 1371年、凝灰岩、高さ 424Cm)

塔身、舟形をほりくぼめ蓮華座上に顕教四仏を半肉彫りする(正面:薬師)
十三重石塔は本堂の前方、 一段高くなった所に立っている 塔身、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に顕教四仏を半肉彫りする(左面:釈迦)

屋根は、軒の反りがゆるやかで、軒下に一重の垂木型を刻出する。初層の屋根が、水滴でひどくえぐれている

塔身、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に顕教四仏を半肉彫りする(背面:阿弥陀)
塔身、舟形を彫りくぼめ蓮華座上に顕教四仏を半肉彫りする(北面:弥勒) この地方を代表する南北朝時代の作品で応安四年の紀年銘がある

石塔は、応安年間の国一揆のとき、戦死者の首を埋葬した塚に建てられていたが、明治43年に官命により当地に移された。(現地説明板)

塔身正面(薬師如来)

塔身の正面に「奉造立口石塔一基、右意志者口口、応安四年(1371)辛亥五月二日」の銘があり、他に人名が多数刻まれている

相輪は下から、伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で、九輪は八輪しかなく、請花は下が複弁、上が単弁で変化を持たせている

基    礎

基礎上端は初層屋根と同様、雨滴でひどくえぐられている

切石でつくられた基礎と基壇

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曹  福  寺 (曹 洞 宗)

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*JR小浜線「新平野駅」下車、東南東方向へ 約2.4Km。またはJR小浜駅よりJR西日本バス近江今津駅行きに乗車、「野木口バス停」下車 東南方向へ 約800m。

(撮影:平成21年11月23日)