宝勝寺(ほうしょうじ)(群馬県甘楽郡甘楽町大字金井375)
室町時代前期 応永八年(1401)の紀年銘がある関東形式の小型宝篋印塔
宝勝寺(ほうしょうじ)宝篋印塔 (室町時代前期 応永八年 1401年、安山岩、高さ 70Cm)
塔身正面、輪郭を巻かず月輪内に胎蔵界四仏の種子を刻む(ア:宝幢) | ||
小宝篋印塔は、宝勝寺の墓地、板碑の西横に立っている | 塔身西面、月輪内に胎蔵界四仏の種子を刻む(アー:開敷華王) |
笠の段型は、下二段、上四段で四段目は露盤、隅飾は四隅とも欠失する
塔身背面、月輪内に胎蔵界四仏の種子を刻む(アン:無量寿) | ||
塔身東面、月輪内に胎蔵界四仏の種子を刻む(アク:天鼓雷音) | 室町時代 応永八年(1401)の銘があり、小型化した関東式宝篋印塔 |
基礎 正面
基礎上端は二段、側面は四面とも二区に分け、背面を除く三面が内に各一行 梵文光明真言を刻む
相輪は、下から伏鉢・請花・九輪で、九輪上の請花・宝珠を欠失する。関東形式だが、塔身に輪郭を巻かずに胎蔵界四仏の種子を刻む |
基礎 背面
背面側面二区、向かって左側に二行にわたり「応永八年(1401)辛巳、二月三日」の紀年銘がある
小石仏 (町指定文化財、室町時代)
地蔵菩薩と薬師如来が刻まれている
宝 勝 寺 本 堂
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*上信電鉄「上州新屋駅」下車、南西方向へ 約350m。
(撮影:平成22年4月7日)