阿弥陀堂跡 大日二尊種子・名号石塔婆(弘前市史 No:大鰐 6 )

 阿弥陀堂跡(あみだどうあと)石塔婆群 (青森県南津軽郡大鰐町三ツ目内字富岡)

  金・胎 両大日種子「バン」・「ア」と「南無阿弥陀仏」の六字名号を刻む複合石塔婆で、鎌倉時代後期 正応六年(1293)の紀年銘がある。

大日二尊種子・名号石塔婆 (町指定文化財、鎌倉時代後期 正応六年 1293年、石英安山岩、高さ 144Cm 幅 33Cm 厚さ 27Cm)
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角柱の二面を利用。一面は上方に胎蔵界大日種子「ア」、下に「六字名号」。もう一面は上方に金剛界大日種子「バン」、下に紀年銘を刻む。

胎蔵界大日種子「ア」の下、六字名号「南無阿弥陀佛」が刻まれ、他の面に金剛界大日種子「バン」を刻む。阿弥陀種子「キリーク」と名号の複合

塔婆は他所でも見られるが、大日 二尊種子との複合は珍しい。尚、当所には金剛界大日種子と六字名号を刻む、石塔婆がもう一基存在する。口口

金・胎 大日種子

胎蔵界大日如来の種子「ア」と金剛界大日如来の種子「バン」を各面に刻む。

刻銘:正應六年(1293)、癸巳、七月」 銘:南無阿弥陀佛」

種子「ア」の下に六字名号「南無阿弥陀佛」、種子「バン」の下に正應六年(1293)、癸巳、七月 日、孝子等、敬白と刻む。

紀年銘のある種子・名号の複合石塔婆で、貴重なもの。 石塔婆、側・背面(素面部)

阿弥陀堂跡 一尊種子石塔婆(弘前市史 No:大鰐 15 )

 阿弥陀堂跡(あみだどうあと)石塔婆群 (青森県南津軽郡大鰐町三ツ目内字富岡)

  月輪内に珍しい種子を刻む石塔婆で、紀年銘はないが月輪を刻むところから一連の在銘碑より時代は下がるものと思われる。

阿弥陀堂跡 一尊種子石塔婆 (町指定文化財、紀年銘なし、石英安山岩、高さ 92Cm 幅 25Cm 厚さ 27Cm)
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石塔婆 上方

地蔵種子「カ」の右上に修行点がつき「アー」、さらに下方にウ点がつく。

弘前市史では、本種子を「アー」と読み、尊名は「地蔵菩薩」としている。

 阿弥陀堂跡 阿弥陀一尊種字石塔婆                    石仏と石塔-目次!

阿弥陀堂跡(あみだどうあと)石塔婆群

八角形の覆屋内に約三十基の石塔婆が置かれている。(断碑が多い)

 板碑(いたび)

*弘南鉄道 大鰐線「宿河原駅」下車、南西方向へ 約600m。「富岡バス停」の南側、家並みの裏側に立つ。

(撮影:平成25年10月14日)