真照寺(しんしょうじ)宝篋印塔

 真照寺(しんしょうじ)(滋賀県愛知郡愛荘町東円堂1655)

真照寺(しんしょうじ)宝篋印塔(鎌倉時代後期、花崗岩、高さ 102Cm)

塔身、金剛界四仏を刻む(東面、ウーン:阿閦如来)
宝篋印塔は、本堂の前、向かって左側に立っている 塔身、金剛界四仏を刻む(南面、タラーク:宝生如来)

笠下端は珍しい単弁の蓮弁、上端は六段、隅飾は二弧輪郭付で内は無地

塔身、金剛界四仏を刻む(西面、キリーク:阿弥陀如来)
塔身、金剛界四仏を刻む(北面、アク:不空成就) 相輪は失われ、小型宝篋印塔の笠などを載せている

基礎は壇上積式で、上端は覆輪つき単弁の反花(かえりばな)、側面は三面に格狭間内開蓮華を浮彫にしている

塔身を挟んで上下に美しい蓮弁(れんべん)を対応させた装飾は、近江で一番見事な鎌倉時代後期の遺品といわれている

基礎側面の一面は、格狭間内に宝瓶三茎蓮を刻出している

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真照寺(しんしょうじ)本堂

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*近江鉄道「五個荘駅」から東へ3.5Km

(撮影:平成20年6月27日)