西行(さいぎょう) 妻・娘 宝篋印塔

 西行(さいぎょう)妻・娘 宝篋印塔(和歌山県伊都郡かつらぎ町下天野)

  二基の宝篋印塔は、西行の妻と娘を供養した供養塔

西行 妻・娘 宝篋印塔:向かって右側二基(県指定文化財、南北朝時代 応安五年 1372年、砂岩)

  宝篋印塔(二基の内、向かって右側)

塔身、輪郭を巻き、内を円形に彫りくぼめ顕教四仏を刻む(正面:阿弥陀)
宝篋印塔(県指定文化財、南北朝時代、応安五年 1372年) 塔身、輪郭を巻き、蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(弥勒)

段形は、下は薄く二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で直立する。内は無地。

塔身、輪郭を巻き、蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(背面:薬師如来)
塔身、輪郭を巻き、蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(釈迦如来) 笠の隅飾が一部欠けてるが完存している

基礎

四面とも無地で南北朝時代「応安五年(1372)」の紀年銘がある。

  宝篋印塔(向かって左側)

塔身、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(正面:弥勒)
宝篋印塔(県文財、南北朝時代 応安五年 1372年、砂岩) 塔身、輪郭を巻き蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(薬師如来)

段形は、下 薄い二段、上六段、隅飾は二弧輪郭付で、やや外傾する。内は無地

塔身、舟形を彫りくぼめ蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(背面:釈迦)
塔身、輪郭を巻き蓮座上に顕教四仏を半肉彫りする(阿弥陀如来) 相輪は、下から伏鉢・請花・九輪・請花・宝珠で完存する

 大念仏(だいねんぶつ)一結衆 宝篋印塔                     石仏と石塔-目次!

基礎上端は二段、側面は四面とも無地

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*JR和歌山線「笠田(かせだ)駅」より、かつらぎ町 コミュニティバス「天野コース」乗車 「丹生都比売神社前バス停」下車、徒歩7分

(撮影:平成20年10月7日)